削る治療？削らない治療？｜お知らせ・ブログ｜むし歯や歯周病の予防に特化した町田の歯医者「前田歯科医院」のDrポル ブログ

ボア・タルデ！こんにちは😃

明けましておめでとうございます🌅

東京都町田市の『むし歯予防に特化した歯医者』、前田歯科医院　院長の前田一義です。

今年もよろしくお願いします😊

 

ポルトガル🇵🇹が大好きで、仲間からはポルと呼ばれています。

よかったら「ポル先生」と呼んでください☺️

 

毎週土曜日に歯に関するお役立ち情報を中心にお届けしています。

 

いつも見てくれているあなた、ありがとうございます😊

 

 

 

本日、第28回目は「削る治療？削らない治療？」です。

 

前回のブログではむし歯の進行度合いについてお話をしました。

 

今日はむし歯の進行度合いによってどういう風にむし歯の治療方法が変わってくるかをお伝えします😊

削る治療と削らない治療

 

「むし歯は全部削らないといけない！」

そう思っていませんか？

 

むし歯は場合によっては削らない方がいい時があります。

 

 

削らない方がいいむし歯とは初期のむし歯です。

 

むし歯の進行度合いによって

 

CO(白濁しているだけの初期むし歯)

C1(エナメル質に至るむし歯)

C2(象牙質に至るむし歯)

C3(歯髄に至るむし歯)

C4(歯が崩壊して神経が死んでいるむし歯)

 

という風に分けらることを前回お伝えしました。

↓

むし歯の進行度合い

 

削らない方がいいのはCO〜C1のむし歯です。

特に白濁しているだけのCOは削りません。

 

象牙質に至るC2以降は歯を削る治療が必要になります。

 

削らない治療って何もしなくていいの？

 

じゃあ初期のむし歯は削らないとして、何もしなくてもいいか？というとそうではありません。

 

小さなむし歯を進行させないように再石灰化させる必要があります。

↓

再石灰化について

 

小さなむし歯の進行を止めるには

・ホームケア

・プロフェッショナルケア

の両方が必要です。

 

ホームケア

ホームケアとは家で自分でやるケアのことです。

・フッ素入り歯磨き粉を使った1日3回の歯みがき(イエテボリ法で)

・フロスの使用

・問題のある飲食内容の改善

など

 

プロフェッショナルケア

プロフェッショナルケアとは歯医者で行うケアのことです。

・全体のクリーニングと高濃度フッ素塗布

など

が必要です。

初期のむし歯ってどんなの？

 

CO

本当に初期のむし歯は表面のエナメル質が白濁してきます。

まだ穴は空いていません。

CO(Caries Observation)といいます。

経過観察するむし歯という意味です。

 

この段階のむし歯は削ってはいけません。

再石灰化して治る可能性があります。

C1

エナメル質に至るむし歯(C1)も削らない方が良いです。

ただし、治ることはありません。

ホームケアとプロフェッショナルケアで進行を止めることが大切です。

 

見た目だけではむし歯の進行度合いは分かりません。

レントゲンを撮ってみたら思ったより進行していることもあります。

進行していないかどうか定期的にチェックする必要もあります。

自分で判断せずかかりつけの歯科医院でみてもらってくださいね😊

まとめ

 

・むし歯治療には削る治療と削らない治療がある

・初期のむし歯は削らない方が良い

 

今日もありがとうございました😊

また来週もよろしくお願いします！

オブリガード😆