歯みがきは食後いつするのがいいの？ 〜食後歯をみが…｜お知らせ・ブログ｜むし歯や歯周病の予防に特化した町田の歯医者「前田歯科医院」のDrポル ブログ

こんにちは😃

原町田の『むし歯予防に特化した歯医者』、前田歯科医院　院長のポルこと、前田一義です。

 

今日もご覧いただき、ありがとうございます😊

 

毎週土曜日に歯に関するお役立ち情報を中心にお届けしています。

どうぞよろしくお願いします！

 

 

本日、第14回目は「歯みがきは食後いつするのがいいの？」です。

歯みがきしてますか〜？

してますよね？？

ほとんどの方が毎日歯みがきをしていると思います。

 

では、食事のあと、どれくらいのタイミングでやっていますか？

 

 

食べたあとどれくらいの時間をおいて歯を磨くのが良いんでしょうか？

 

食べてすぐ？

食べて3分後？

食べて30分後？

 

色々な意見があって悩まれる方も多いと思います。

 

日本ではもともと

1日3回、3分以内、3分間みがくのが良いとされていました。

 

しかし最近ではすぐに食べて歯を磨くのは良くないという話があります。

食べたあと30分は歯をみがかない方が良いという話です。

 

一体どうしたら良いのでしょう？

 

 

結論から先にいうと

『食べたらすぐに歯をみがいてください！』

 

ただし注意が必要です！

 

むし歯はむし歯菌が出す酸で歯が溶ける病気です。

でも、食べ物や飲み物に含まれる酸でも歯が溶けてしまいます。

 

食べ物や飲み物の酸で歯が溶けてしまう病気を『酸蝕症』といいます。

 

酸性の食べ物を食べた直後は歯が溶けている状態です。

この状態で歯を磨くと、歯が削れてしまいます。

 

特に歯茎が下がって歯の根が露出している人は気をつけてください。

歯の根の部分は象牙質が露出しているため酸に弱いんです。

 

 

食事中の酸で歯が溶けてしまうのが心配な場合、どうしたら良いんでしょうか？

 

そういう場合は食べ方に気をつけてみてください。

 

予防歯科で世界的に有名なスウェーデンイエテボリ大学のカリオロジー科(むし歯を研究するところ)で研修を受けたことがあります。

 

その時に教授のPeter先生が話していたことは

 

コーンフレークとミルク

↓

パン、チーズ、紅茶

↓

オレンジジュース(酸性)

↓

歯みがき

 

 

だと良くないが

 

 

コーンフレークとミルク

↓

オレンジジュース(酸性)

↓

パン、チーズ、紅茶

↓

歯みがき

 

 

であれば食後すぐに歯をみがいても大丈夫ということでした。

 

 

酸性度の高いものを食べた(飲んだ)あとは水でうがいして希釈する、またはガムを食べて唾液で希釈するのも有効です。

 

時間がある人は30分待って口の中の酸性度が落ち着いてから磨くのでも大丈夫です👌

 

食べる順番を工夫することで、歯へのダメージを防ぎましょう😊

 

ついでにもう一つ。

朝起きて朝食の前に歯をみがく人がいます。

 

酸蝕症の観点でいくと、食べる前にはみがかない方がいいです。

 

歯の表面はペリクルというもので覆われています。

磨くとそれが取れてしまい、酸で歯が溶けやすくなります。

磨いたあとは20分くらい時間をおいてから食事をするのが良いです。

ペリクルが再生されます😊

 

まとめ

・食後は食べてすぐに歯をみがくのが良い

・ただし食べる順番に気をつけて、酸性の食べ物は早めに食べ終える

・酸性のものを食べた後にみがく場合は、水でうがいするか、ガムを食べてからみがくか、30分時間を空けてからみがく

・歯の根(象牙質部分)が露出している人は要注意

・食事の前にはみがかない方が良い

 

次回は酸で歯が溶ける病気、酸蝕症について更にお話ししようと思います。

 

今日もありがとうございました〜！

オブリガード😆

また来週！