うがい薬って、どれを使ったら良いの？④｜お知らせ・ブログ｜むし歯や歯周病の予防に特化した町田の歯医者「前田歯科医院」のDrポル ブログ

ボア・タルデ！こんにちは😃

東京都町田市の『むし歯予防に特化した歯医者』、前田歯科医院　院長の前田一義です。

ポルトガル🇵🇹が大好きで、仲間からはポルと呼ばれています。

よかったら「ポル先生」と呼んでください☺️

 

毎週土曜日に歯に関するお役立ち情報を中心にお届けしています。

 

いつも見てくれているあなた、ありがとうございます😊

おかげさまで今回が第20回目です‼️

 

本日、第20回目は「うがい薬って、どれを使ったら良いの？④」です。

 

うがい薬、使っていますか？

前回の記事ではむし歯予防に良い歯科医院専売の顆粒タイプのフッ素うがい薬のお話をしました。

↓

うがい薬って、どれを使ったら良いの？③

 

今日は歯科医院で買える、「新発売の高濃度フッ素うがい薬」についてです。

 

※成人を対象に記事を書いています。

むし歯のリスクが高い人には900ppm毎日法

 

前回の記事では、

スウェーデンのナショナルガイドラインでは、歯の根っこにむし歯ができるようなハイリスクの患者さんには

900ppmのフッ素うがい薬を毎日使うことをすすめている。ということを書きました。

 

 

むし歯リスクが高い人とは

・過去にむし歯の治療をたくさんしている人

・唾液の量が減っている人

・前歯にむし歯の治療をしている人

・神経を取る治療を過去にしている人

・歯ぐきが下がって根っこが露出している人

などです。

 

 

フッ素濃度900ppmの商品はフッ素の顆粒(粉)を水に溶かして使います。

粉を水に溶かす一手間がちょっと面倒です。。。

 

前回の記事にフッ素のうがい薬の作り方を書いています。

↓

うがい薬って、どれを使ったら良いの？③

 

 

でも、液状で900ppmの商品が新発売したんです！

昭和薬品化工

オラブリス洗口液0.2%です。

 

コレのイイところは

・1回の必要な量10mlが入っている。

・濃度は900ppmでフッ素うがい薬では最高濃度。

・液状なので顆粒(粉)と水を混ぜる手間がない。

といったところです。

 

欠点としては

・かさばる

・コストがかなり割高である。

というところです。

 

同じ900ppmのミラノールは顆粒と水を混ぜる必要はありますが、格段に安いです。

価格で考えると顆粒タイプのフッ素うがい薬の方が圧倒的です💴

 

※価格はそれぞれの歯科医院で違いますのでお問合せください。

毎日法と週1回法

 

日本で推奨されているフッ素うがい薬の濃度と使い方は以下の通りです。

 

225ppm (0.05％)毎日法

450ppm (0.1%) 毎日法

900ppm (0.2％) 週1回法

 

毎日法は毎日使う

週1回法は週1回使う

というものです。

 

週1回をキチンと決めて出来る人は良いのですが、どうしても習慣化しづらいことがあります。

時々使うよりも必ず毎日使う方が習慣化しやすいです。

僕は習慣化しやすい毎日法をオススメしています。

 

このオラブリスは週1回法で使うことを念頭に作られています。

週1回なら少し価格が高くても良いかもしれません。

 

でも、むし歯リスクが高い方は900ppmのうがい薬の毎日の使用(毎日法)をオススメしています。

 

毎日この商品を使うと結構な金額になってしまうので、旅行先に持って行くなどの使い方が良いかもしれません。

お金に余裕があって面倒くさがりな人は使ってみてください。

オラブリス洗口液0.2%の使い方

 

使い方は他のフッ素うがい薬と基本的に同じです。

フタを開けてそのまま使います。

30秒以上ブクブクうがいをして、そのあと最低30分は飲食、うがいをしないようにしましょう。

 

 

薬局では買えないのでかかりつけの歯科医院で相談してみてください！

 

 

まとめ

 

・新商品オラブリスは水と粉を混ぜて作るのが面倒で、費用が高くなっても構わないという人にオススメです。

 

・ブクブクうがいで30秒以上

 

・使ったあと30分は飲食うがいを控える

 

 

今日もありがとうございました😊

また来週よろしくお願いします！

Adeus😆