知っていました?むし歯のメカニズム①〜溶けると治る〜

こんにちは 原町田のむし歯予防に特化した歯医者、前田歯科医院 院長の前田一義です。   今日もご覧いただき、ありがとうございます   毎週土曜日に歯に関するお役立ち情報を中心にお届けしています。 どうぞよろしくお願いします!     本日、第3回目は『知っていました?むし歯のメカニズム①』です。   前回の『人生を変えるむし歯予防!②』では、フッ素が含まれる食品とフッ素の毒性についてお話をしました。   今日はむし歯のメカニズムについてお話ししようと思います。   むし歯ってどうやってできるかご存知ですか?     むし歯は むし歯菌が出す 『酸』で 歯が溶ける病気です。     食事をすると、むし歯菌が酸を出します。 その酸で口の中が酸性になります。 口の中が酸性になると歯が溶けます。 それが続くと歯に穴があいていきます。     コレがむし歯のメカニズムです!     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   酸で歯が溶けることを『脱灰(だっかい)』といいます。 歯の中に含まれるミネラル(リン、カルシウム)が抜けていきます。   でも、唾液で口の中が洗い流されることによって酸性から中性に戻ります。 そうすると脱灰して溶けたところがまた治るんです。 溶けて出たミネラル(リン、カルシウム)がまた歯に戻ってくる。 これを『再石灰化(さいせっかいか)』といいます。       口の中では常に、この脱灰と再石灰化が起こっています。   むし歯菌が出す酸で歯が溶けても、また唾液によって再生するんです。   このバランスが取れていると見た目には何も変わりません。   誰も気付いていませんが、口の中では常に、歯が溶けて、治ることをくり返しているんです。 そのバランスが崩れると穴があいてむし歯になってしまいます。   脱灰するばかりで再石灰化が起こらないと、むし歯になるんです。 … Continue reading 知っていました?むし歯のメカニズム①〜溶けると治る〜